
アニメーション及びCDドラマの音響制作を致します。


まず、作品を頂いた段階でその作品に目を通します。
大きく世界観等を把握した段階で、監督・プロデューサーを含めキャスティングを進めます。
この場合、
■ 各声優事務所からのサンプルから選出する
■ オーディションをする
の2つの方法に分かれます。
(平行で進める場合もあります。)


オーディションの段取り(各声優事務所への連絡、オーディションスタジオの手配等)も当社で行います。
監督からの意向等を聞き、音楽メニューの作成をします。
テレビシリーズ、ワンクールの場合で約25曲から30曲の発注になります。
作曲家の選出はケースバイケースです。(監督・プロデューサーの推薦・またはレコード会社からの推薦など)
音楽メニューはメインテーマ、喜怒哀楽の曲などドラマに使用する劇伴 (CD表記ではサウンドトラック盤?)です。
アバウトながら尺(秒数)やテンポ、強弱、メロディーの有る無しまで詳しく書く場合もあります。


キャスト(役者の配役など)、音楽が終わったところで
アフレコに。
アフレコとはまだ音の無い絵だけのアニメーション映像に声を吹き込むことです。
声優を軸に、(最近では顔出しの役者、タレントの起用もあります。)監督にイメージにより近づけながら台詞を録音していきます。
収録するスタジオは様々ですが、当社は基本的にアオイスタジオを使わせてもらっています。(天井が高く声の抜けがいいのです)

テクノサウンドの特徴はここで発揮されます。
当社では社内からミキサーを派遣します。
それはより細かい密なる作業が可能だからです。
普通、音響監督はキャスティング、アフレコのディレクション、選曲、ミックス(ダビング)の立会いが主な仕事です。
その中の選曲では選曲した曲の編集、加工、タイミングなどはスタジオ任せになりがちです。時間の限られたスタジオ作業ではすべてを消化することは困難です。
しかし、ミキサーを自社で持っていれば、自分の作業場でそのすべてが確認出来るのです。
そのため、テクノサウンドは「
トライスクル・スタジオ」という独自の作業場を作りました(詳しくは「
トライスクル・スタジオ」のページで)。話が少々それましたね。


台詞を録音し終わると、そのキャラクターの加工処理も「トライスクル」で行います。
例えば「鋼の錬金術師」ではアルというキャラクター(甲冑を着たキャラ)の声を作るのに、アメリカンサイズのブリキ製のゴミ箱の中にスピーカーを仕込み、それを再び録音しました。
こんな細かいエフェクトも臨場感を出すための作業です。


さて、台詞が入ったアニメーション映像に、今度は音楽を付けていきます。
最近ではプロツールというソフトにて行います。
曲の配置等を決めて映像に合わせて編集をしていきます。
この作業もスタジオには譲らずにテクノサウンド (トライスクル)で行います。 理由は先に述べた通りです。
そして、効果音は日本一を感じさせるセンスと技術を持った倉橋氏の率いるサウンドボックスにお願いします。
音響監督が効果まで作っていると勘違いされている方も多いですが、ほとんどは効果専門の会社にお願いしています。 我々音響監督は監督のイメージをより具体的に効果会社に伝えるだけです。
これで台詞、音楽、効果のすべてが揃いました。


最後はミックス(ダビング)です。
これもアオイスタジオを使わせてもらっています。大手の、そして老舗のスタジオですから信頼と実績があります。スタッフも機敏に動いてくれますし、ノリがいい・・・?
ミキサーはテクノサウンドから。台詞録音、台詞編集、台詞エフェクト、音楽編集をすべてこのミキサーが処理しています。ということはすべてを把握していることになります。「さぐる」という作業が省けて、その省けた時間をもっと作品的工夫に使えるわけです。
音の無かったアニメーション映像に台詞、音楽、効果の音が付き、これで音響の作業は終了になります。 この作業が終わったときに、監督の笑顔が見れたとき、はじめて我々に達成感が訪れます。
そう、
我々の作業は監督の頭にある楽しい夢を具現化し、それをユーザーに伝えることなのです。